創造クラス 創意くふう展 2021審査結果発表 10月9日
創意くふう展作品作りは、発明クラブの基本活動となる「自分のアイデアで作品を作る創意くふう工作活動」です。
5月から始まりました創意くふう展作品作りも、コロナ禍で一部の教室が中止となりましたが、9月18日に創意くふう展作品作りの最終教室を開催し、その後、クラブ員が作成した作品説明書および担当指導員の説明により指導員による審査会を開催しました。
そして、10月9日の教室の冒頭で、審査結果発表と表彰式を行いました。
この作品は狭い場所や高いところの物を取るマジックハンドです。アームが曲がりタンスの上の奥などにも届きます。ハンド先端に長さが伸びる強力磁石を付け、つかみにくい小さな鉄製品も取ることもできます。またライト付マイクロカメラを付けたのでWi-Fiを介してスマートフォンの映像で確認しながら取ることができます。アームを曲げるとワイヤーの長さが合わなくなってしまうので、調整できるようにするのに苦労しました。(竹内悠人)
僕は緊張すると手汗をかきます。僕と同じように手汗で悩む人のためにこの作品を考えました。マウスの電源(3V)で動き、マウスに入る小型モーター選びと強い風が出るプロペラの組み合わせに苦労しました。いくつも試作して確認し、マウス操作に邪魔にならず、電気の消費が少ない作品ができました。(山下雄大)
お母さんは掃除のときワイパーのウエットシートがすぐに乾燥するので、その都度ウエットシートを取替えていた。この作品はシート取付け箱の底に数個の穴を開けワイパーの柄に取り付けた水スプレー容器からホースで穴まで配管したワイパー。ウエットシートが乾燥したら水スプレーを押すことにより、穴から水が供給されシートが常にウエット状態に保たれ1枚で掃除ができ、取り換えの手間が無くなり節約・省資源の効果になります。(岩瀬優都)
私は以前から自分だけの面白い椅子が欲しかったです。この作品は2枚の三角の「力板」を上下に挟むことで椅子のバランスと安定性を確保した椅子です。また三角の「力板」を外すことで椅子が折り畳めます。予備の2枚の「力板」で作製したブックエンドにコンパクトに収納できます。デザインもZ型でオブジェとしても飾れる、とてもカッコいい椅子です。(新帯佑姫奈)
本を読むとき目を30cm以上離すように言われるが、思うように30cmの距離がつかめない。この作品は頭に付けたヘアーバンド装置の超音波センサーをマイクロビットマイコンで処理し、30cm以内に物が近づくとブザーとLEDで警告する装置で、30cm以上離すかリセットボタンを押さない限りブザーとLEDは停止しない。この作品により本やタブレットを見る距離がつかめ目が悪くなるのを防止できる。(石川天喜)
クリーン賞(「あいち少年少女創意くふう展」で設定されている賞)
クリーン賞 は、「自然との共生」をテーマに 開催された「愛・地球博」の精神を尊重し、さらに持続・発展させるために設けられた賞で 、資源再生利用、省エネルギー、自然環境保護にかかわる作品の中で、優秀な作品を表彰します。
この作品は海の生物が人間の出したゴミで被害を受けないようにゴミを回収するゴミ回収船です。船を双胴船にしたことでゴミが回収し易くなり、電源を入れると船の先端に取り付いたスクリーン回収装置でゴミをかき寄せ、かき寄せたゴミは船の前方に設置したゴミ引っかかり防止板を通って中央部分の回収網に回収されます。船の動きは左右後方の2台の水中モーターで行います。またバッテリーと太陽光発電双方で電源を入れられます。(渡邉翔)
受賞者アルバム
創造クラス各クラブ員の作品一覧
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