創意くふう展作品発表会(2020年)
令和2年9月14日(土) 創造クラスは、6月からアイデアの検討、設計、夏休みの特別教室にも参加して、作品作りを進めてきた半田市少年少女発明クラブの創意くふう展の作品発表会が開催されました。当日は、保護者も出席されました。例年企画運営委員や協賛企業の方々にもご参加いただいておりましたが、今年はコロナ渦でご参加をご遠慮していただきました。
クラブ員は、一人ひとり作品の機能、工夫したところ、難しかったところ、感想など自由に発表しました。
コロナ渦で保護者も検温・消毒をして、席は前後左右空けて着席
基礎クラスのクラブ員は、創生館2階でリモートの見学となりました。
‥‥‥ 来年は自分たちも作品作りにチャレンジです。
発表は、みんなの前へ出て行い発表も元気よく、うまく説明できました。
作品には生活をより便利にしようとする気持ちで、子どもなりの自由な発想で、それぞれ自分なりに工夫したところが随所に見うけられ、アイデアいっぱいの力作揃いで子供たちも楽しみながらお互いの作品を鑑賞しました。
コロナ渦で抗菌加工が施されたマスクケースもありました。
日頃の生活の中で、「不便」に感じるところ、「なぜ」という疑問を感じるところ、
「改善」できそうなところに目を向けるようになり、「どのように改善・くふう」するかなどの
アイデアも出てきています。
今後の子どもたちの成長が楽しみです・・・・
審査は、指導員達が子どもたちの発表を見ながら、くふうしたところ・アイデア・デザイン・出来栄えなど審査しました。
会長賞 1秒洗濯物取込 森田 千晴(5年生)
両側の取っ手を手で持って、両側から押してください。洗濯物が一瞬に落ちます。
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これを使えば8個の洗濯物が1秒で取り込めます。
洗濯ばさみの間と洗濯ばさみの中にもスペーサーを入れたことで洗濯ばさみが開く力が伝わりスムーズに取り込むことができます。
厚さ6ミリ以上のものは、はさまないでください。けがや故障は全て自己責任です。
(森田 千晴)
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優秀賞 多機能マイバック 大和 千紗 (5年生)
私は色々な機能がついたマイバックを作りました。
作ったのはお母さんがマイバックをたたむ時に大変そうにしていたので、すぐたためるマイバックがあったら便利だと思ったからです。
工夫したところは7つあります。
①反射板が着いているところです、反射板で車のライトに反射するので夜でも安心です。
②底が広いところです。大きい弁当箱も入ります。
③肩に掛けられて持ち易いところです。
④撥水機能で雨でも安心です。
⑤大きい内ポケットで氷の袋が入れられることです。
⑥レシートやおつりを入れられるポケットです。
⑦すぐにたためるところです。反射バンドをマイバックの内側に入れて、ワンタッチでたためる様にしました。たたんだ後は、このポケットに入れられます。
家族に使いにくい点を聴いたり、お店で他のお客さんのを見たりして、より使いやすくしました。。 (大和 千紗)
優秀賞 ポケッタブル定規 岡田 航紀(6年生)
この作品を思いついたきっかけは、学校の授業で直線を書いたときです。
普通の折りたたみ定規だと、折りたたみ部分の線が曲がってしまったり、小さい筆箱に入りません。そのためもっとコンパクトで直線がきれいに書ける定規ができないかと考え、この定規を作りました。
三つの10㎝定規をマグネットでくっつけることで30㎝定規ができます。定規を足せばもっ長くすることもできます。
さらに2つの定規をマグネットでT字にくっつけることで、直角を書くこともできます。
収納するときは、3つの定規をマグネットで台形にくっつけることでコンパクトにできる。こんなふうに手のひらサイズになります。
この定規を作る時に工夫した点は、次の6つです。
①鉛筆が当たる角を面取りして線を書きやすく、角が欠けないようにしたこと
②小さくて強力なネオジム磁石を使ったこと
③5㎝の目印を兼ねて磁石を埋め込むことで直角定規と収納に活かしたこと
④接続部分の10㎝の位置に印をつけることでぱっと見て分かるようにしたこと
⑤ポスターカラーを重ね塗りしてから、油性ペンで1㎜ずつ線を引いて、にじみを防いだこと
⑥磁石を埋め込む立体、持ちやすさ、おしゃれ感を考えた三角柱のデザインにしたこと
大変だったところは、ヤスリを使って正確に削ったり、磁石のプラス、マイナスに気をつけて埋め込んだり、ボール盤で深さ・直径・場所を正確に測って穴をあけることです。特に難しかったのは、1ミリ単位の線を正確に丁寧に書くことです。
指導員さんと一緒に色々工夫して作ることができて、とても楽しかったです。3年間指導してくださった指導員の皆さんありがとうございました。
(岡田 航紀)
奨励賞 海洋ごみはノーチラス 渡邉 翔 (5年生)
ぼくは、海が大好きで、ある日海に行ったときのこと、そして見た光景は多数の魚の死がいと海洋ごみでした。
ぼくはこう思いました。
「プラゴミはゆるせない!」。
そこで海のごみ、すなわち海洋ごみを少しでも減少できればなと思い、この作品を作りました。
この作品は、カメラ、バラストタンク、水中モーターなどが搭載されています。しかもバラストタンクという上下に動くタンクで海底、中層、海上の三ッの層に移動できます。
そして「海洋ごみはノーチラス」との意味は、海底2万マイルや1万m潜れる「ノーチラス号」と「海洋ごみはノー」と英語で「だめ」を表し、「チラス」は海洋ごみはちらしちゃだめだからです。 (渡邉 翔)
奨励賞 食品おかしの袋カッター 髙橋 碧斗 (6年生)
ぼくが発明した「食品おかしの袋カッター」は90歳のおばあさんが「食品の袋をあけるのが大変」と言ってこまっていたので発明しました。
使用方法は切りたい袋を赤の印のところまでもっていきます。最後にスパッとハンドルを引いて切ります。
使いやすいように小型のカッターを使用したり、持ち手が痛くないようにカバーをつけたり、すべり止めをつけました。 (髙橋 碧斗)
選ばれた作品は、『あいち少年少女創意くふう展』に出品します。
最後に半田市教育委員会 生涯学習課長 新美恭子 様よりご高評をいただきました。
途中、審査集計の間、特別指導員 村田健司先生による「はやぶさ2 」の講演を頂きました。
大学院生 清水亮男さんによる「ドローン教室」もありました。
クイズなどもあり子どもたちは元気よく手を上げて答えていました。
答えは、①150m ②200g未満
教室内をドローンが飛びました。
クラブ員と各作品の写真です。
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各クラブ員の発表の様子の写真です。
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アルバムです。
中日新聞知多版記事