ゲルマニウムラジオを作ろう!
11月7日のクラブ活動は、電池なしでラジオが聞ける「ゲルマニウムラジオを作ろう!」でした。
工作は皆さん真剣でした。
また、はんだ付けも体験しました。
工作を始めてから約1時間半、ゲルマニウムラジオの完成です。
屋外に出て、イヤホンを耳に当て、「おっ、聞こえる、聞こえる!」と歓声が上がりました。
自分で作った簡単な仕組みのラジオで、目に見えない電波を受けて音が聞ける魅力を
体験しました。
アンテナにつないで、感度を上げて、「よく聞こえる!」
先生から、ゲルマニウムラジオの原理の説明を受けました。
昔々、まだICやトランジスターがなかった頃、ラジオ放送が始まりました。ラジオ放送を聴くためには真空管を使ったラジオがありましたが、とても高価でした。このラジオ放送を手軽に聞くために鉱石ラジオが使われました。 この鉱石ラジオは電気や電池を使いません。完璧なエコラジオです。 ラジオ受信用のアンテナから拾った微弱な電波のエネルギーをそのまま利用してイヤホンを鳴らしてくれます。
この鉱石のサンプルを村田先生からいただきました。
この小さな石は、方鉛鉱という、鉱石ラジヲ用の鉱石です。 ノーベル賞を受賞した、小柴先生、梶田先生の研究所、スーパーカミオカンデのある、神岡鉱山で採れた鉱石です。
これをクラブ員は一つづついただきました。
現在は、鉱石よりもずっと品質の良い、ゲルマニウムダイオードが使われています。