創意くふう展作品発表会(2019年)
創造クラスの5月からアイデアの検討、設計、夏休みの特別教室にも参加して、作品作りとやってきた半田市少年少女発明クラブ創意くふう展の作品発表会が9月7日(土)に開催されました。
当日は、保護者も出席され、当クラブの企画運営委員や協賛企業の方々にもご参加いただきました。
また、基礎クラスのクラブ員も見学しました。(来年は自分たちも作品作りにチャレンジです。)
クラブ員は、一人ひとり作品の機能、工夫したところ、難しかったところ、感想など自由に発表しました。
発表は、みんなの前へ出て行い発表も元気よく、うまく説明できました。
作品には生活をより便利にしようとする気持ちで、それぞれ自分なりに工夫したところが随所に見うけられ、アイデアいっぱいの力作揃いで子供たちも楽しみながらお互いの作品を鑑賞しました。
今年から、作品が大きく、良く見える様にカメラで撮影し,スクリーンおよびテレビ画面にも投影しました。
日頃の生活の中で、「不便」に感じるところ、「なぜ」という疑問を感じるところ、
「改善」できそうなところに目を向けるようになり、「どのように改善・くふう」するかなどの
アイデアも出てきています。
今後の子どもたちの成長が楽しみです・・・・
基礎クラスの子どもたちも見学しました。
協賛企業の方々にもご参加いただきました。
第1次審査は、指導員達が子どもたちの発表を聴きながら、くふうしたところ・アイデア・デザイン・出来栄えなど審査しました。
企画運営委員による審査風景
第2次審査は企画運営委員が行いました。
その結果、下記の作品が選ばれました。
会長賞 ポスト丸(夜でも中身のわかるポスト) 松下 蒼羽(6年生)
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使用方法は、市販のものと同じです。
工夫したところはしかけです。
このポスト丸は郵便物が入るとスイッチが入ります。ですが、中に入っているLEDは光りません。
人がポスト丸の前を歩くとLEDがひかりさらに音まで鳴ります。この音はは目の見えない人、まだ外が明るくて反射しているとき用の物です。そして取り出し口のふたを開けるとスイッチが切れるのです。
最後の一年で一番いい作品ができました。3年間という短い間でしたが、とても楽しかったです。(松下 蒼羽)
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優秀賞 ふくろを開け閉めできる道具 堀崎 あゆみ (5年生)
私はふくろを開けるのはできていたけれど、開けて閉めることができないから不便だと思いましたから、ふくろを開けて、閉める工夫をしました。
まず、普通にお菓子などを閉める道具を買ってきて、カターナイフの刃を付けてやってみたら、切れても閉めれなかったので、色々工夫して、留め金を付けました。
封筒を開けることにも使えます。
そして、目盛をつけたり、カワイイシールを貼ったりして装飾したものも作りました。
(堀崎 あゆみ)
優秀賞 コンパクト・トラベル・ハンガー (出し入れ簡単ハンガー) 岡田 航紀(5年生)
こんなふうに小さくたたんで持ち運ぶができるハンガーです。
使用方法は、先ずフックを広げ、次に折りたたんだハンガーを軽く左右に開いて、下のバー中央部を下げると止まります。下のバーの中央部にストッパーの仕組みがあり、重みで、ハンガーが下にたたまれないようになっています。
フックは折りたたみ機能と、360度回転機能が付いています。引っかける場所に合わせて角度を変えて吊り下げることができます。キャンプ等でパイプがないときもどこにでも掛けられます。
また、肩ひもがずり落ちないようにくぼみを付けました。ハンガーを折りたたんだ状態で、出し入れできるので、服の首がのびる心配もありません。
このハンガーの工夫した点
①ハンガーの下のバーのストーパーの仕組みを作ったこと
②折りたたみ部分のネジにゆるみ止めナットを使ったこと
③フックが360度回転する仕組みを作ったこと
④フックの先端に滑り止めのゴムを付けたこと
です。
この作品を思いついたきっかけは、洗濯物を干す手伝いです。Tシャツの首がのびないようなハンガーがあったらいいなと思いました。
指導員さんと一緒に色々な仕組みを考えて作ることができて楽しかったです。指導してくださった指導員の皆さんありがとうございました。(岡田 航紀)
奨励賞 だんさをこえる12輪台車(段差運搬台車) 沢田 柚(5年生)
この台車だと小さなだんさしかこえられないけれどもっと車輪を大きくすればもっと大きいだんさをこえられるようになります。(沢田 柚)
奨励賞 パチンと簡単! 薬出し器 澤田 桜市郎 (6年生)
使い方は、この下のVの所に薬を入れます。
そしてパチンとやると薬が簡単に出てきます。
そして白い受け皿のなかに薬が落ちます。
この作品は全て廃棄品を使っています。不要になったホッチキス、ゴルフのマーカー、洗濯ばさみなどです。
今後の改善点は、もっと小さな薬を使用できることともっと軽くする等です。
選ばれた作品は、11月2日(土)、3日(日)にトヨタ産業技術記念館で開催される
『あいち少年少女創意くふう展』に出品します。
最後に半田市教育委員会 教育部長 岩橋 平武 様よりご高評をいただきました。
途中、審査会の間、特別指導員 村田健司先生による
「はやぶさ2 人工クレーターへのタッチダウンと開発エピソード」 の講演を頂きました。
各クラブ員の発表の様子の写真です。(欠席者2名あり)
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クラブ員と各作品の写真です。
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