ゲルマニウムラジオを作ろう!(創造クラス)
- handahatsumei
- 2019年10月24日
- 読了時間: 2分
10月19日の創造クラスの教室は、電池なしでラジオが聞ける「ゲルマニウムラジオを作ろう!」でした。

先ず、電気の話しがありました。
交流電源と直流電源の違いと周波数
直流電源の特徴は、プラス・マイナスの極性があって、常に一定方向に電気が流れます。
直流電源の身近な例 乾電池・車のバッテリー
交流電源は時間の経過とともにプラス側とマイナス側に入れ替わります。 このサイクルが1秒間に繰り返される回数を周波数といいます。
ちなみに周波数は東日本では50Hz、西日本では60Hzです。 (なんでも、日本で初めて導入された発電機が、東日本は50Hz、西日本は60Hzだったからみたいです。)
交流電源の身近な例 家庭用コンセントなど、電力会社から買う電気。

オシロスコープ
電気信号の波形をブラウン管上に映し出す装置です。
家庭用電源(交流100V)を観測しました。

ゲルマニウムラジオの原理の説明がありました。

ラジオは放送局のアンテナから出た電波を受信します。
電波は電磁波の一種で空間を伝わる電機エネルギーです。
空中を伝わる電波(電磁波)にのせて、信号が送られる。
電波をキャッチする機器を持っていれば、どこでも情報を得ることができます。
空中を伝わる電波は、ラジオ放送以外にもたくさんあります。(テレビ、携帯電話、カーナビなど)さまざまな電波を区別するために、放送局はそれぞれ異なる周波数(電波が1秒間に振動する回数)の電波を使かうことになっています。
この中から目的の電波を受信するために、コイルとバリコン(可変コンデンサー)を使います。
コイルは、ボール紙の筒(サランラップ芯の筒)を使い、110回程エナメル線を巻きます。

先ずコイルを筒に巻きます。


半田付けをしました。

バリコン(可変コンデンサー)を付けて

屋外に出て、アンテナ線を接続し、イヤホンを耳に当て、バリコン(可変コンデンサー)を使って(回して)選局します。
「おっ、聞こえる、聞こえる!」と歓声が上がりました。
バリコンを回して、「NHKだ! CBCだ! 東海ラジオだ!」と歓声が上がっていました。
自分で作った簡単な仕組みのラジオで、目に見えない電波を受けて音が聞ける魅力を
体験しました。


