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半田市少年少女発明クラブ

半田市少年少女発明クラブ

創意くふう展作品発表会(2023年)

令和5年9月9日(土) 創造クラスは、5月からアイデアの検討、設計、夏休みの特別教室にも参加して、作品作りを進めてきた半田市少年少女発明クラブの創意くふう展作品発表会が開催されました。当日は、保護者もご出席いただきました。

 コロナが5類の扱いになりましたが、引き続き検温・手指消毒を継続し、席は空けての着席としました。

基礎クラスのクラブ員は、創生館3階でリモートの見学としました。

           ‥‥‥ 来年は自分たちも作品作りにチャレンジです。


クラブ員は、一人ひとりみんなの前へ出て、作品の機能、工夫したところ、難しかったところ、

感想など自由に発表しました。










 発表は元気よく、うまく説明できました。

 作品には生活をより便利にしようとする気持ち、あったらいいななどと子どもなりの自由な発想で、それぞれ自分なりに工夫したところが随所に見うけられ、アイデアいっぱいの力作揃いで子供たちも楽しみながらお互いの作品を鑑賞しました。


クラブ員の全員の発表・作品の写真については、このブログも後方に一覧表としてアップされています。そちらをこご覧ください


指導員による第1次審査の後、企画運営委員による2次審査が行われました。




企画運営委員の方々のご臨席をいただいて、会長賞初め入賞作品の発表と表彰式ありました。



 加藤会長挨拶



  表彰式



会 長 賞

   半田市少年少女発明クラブ 会長 加藤 文雄 大渕 凌空 くん

           

       

「自然のアパート(水槽と植物)」 大渕 凌空  5年生



  この作品は魚のいる水槽から糞で汚れた水を水槽の上に設置したろ過装置と植物栽培BOXに送り、植物BOXで生成された酸素を多く含んだ空気を水槽に送る環境共生装置です。魚のフンが混ざった水は植物の肥料に最適ですが与え過ぎないようにコック弁を付け、物理・生物・化学的な3層ろ過装置で水槽に戻すようにしました。

工夫した点は、まんべんなく水槽の水が行き渡るように植物BOXやろ過循環のためのチューブへの穴あけです。ポンプ電源にソーラーパネルも利用しました。


優 秀 賞

    水谷 洵之祐 くん  加藤会長  村瀬 琥太郞 くん 

スマホスピーカー」  水谷 洵之祐 5年生


 この作品は木製スマホスピーカーです。
スピーカーらしい立方体のBOXから考えましたが、音の伝わり方を工夫して、振動する空気の体積を減らす三角形のBOXへと切り替え、自分独自のデザインと機能の優れた作品に挑戦しました。スマホを差し込むだけで、音を集中させられるのが魅力です。
日本の伝統楽器の琴と同じ桐材で作製しました、音色が柔らかくなります。音が広がるメガフォンタイプと、絞るタイプの2つを作製しました。スマホを横に置けば、動画も見られます。


「くるくる水切りバッグ」 村瀬 琥太郞  6年生

 この作品は濡れた水着を簡単に絞れるバッグです。
 バッグに濡れた水着を入れ、バッグの底のファスナーを開けると、バッグの底はメッシュ素材となっています。バッグの上部に埋め込まれた樹脂プレートを中心にバッグをくるくる巻いていくと、底のメッシュから水が流れ簡単に絞れます。絞り終わったらファスナーを締めて完了です。バッグの上部はマジックテープを取り付け開け閉めを簡単にしました。バッグの素材選びやミシン作業が大変でした。



奨 励 賞

     箱田 莉乙さん 加藤会長 菊地 謙吾くん 柴山 莉子さん 

           (若松 幸多郎くんはお休み) 


「ペグーン楽打」 若松 幸多郎 5年生

 この作品はテントを固定する「ペグ」を安全に打ち込むための道具です。私は家族でよくキャンプに行きますが、ペグ打ちだけは危ないので手伝わせてもらえません。そこで安全にペグ打ちができる道具を作りました。
円柱型の木材をペグの形状に合わせ溝を彫り、かなづちで叩いても壊れないように円柱木材の頭に金属のキャップをはめ込みました。この道具でペグ打ちを行い円柱木材が地面に当たればペグ打ちが完了するよう円柱木材の長さを調整しました。

パッと落す物干し器」 柴山 莉子 6年生

 この作品は取っ手を握るだけで洗濯物を洗濯バサミから同時に取り外すことができる物干しハンガーです。
 物干しハンガーは3列で構成され各列に4個の洗濯バサミと各洗濯バサミの間にパイプをセットし洗濯バサミとパイプに針金を通し、取っ手を握ったとき力が各洗濯バサミに均等に伝わるようにしました。握る距離は洗濯バサミを開く4倍になりましたが、握る力は3列で洗濯バサミ3個分の力で全部の12個の洗濯バサミを開き取り外すことができるようになりました。 


「マールーペ」 箱田 莉乙 6年生


私の祖母が新聞や本に線を引くとき、文字が小さくて引きにくそうにしていました。

 この作品はクリップにルーペを取り付けた文房具補助具です。文章に線を引くときペンにクリップで挟むことによりルーペを通して文字が大きく見え線が引きやすくなります。また文字を書くときも書きやすくなります。いろいろなペンを挟みクリップとルーペの角度を調整し、一番見やすい位置にルーペを固定しました。


ムクドリ撃退器」 菊地 謙吾 5年生

 

 家の近くにムクドリが集まって来てその鳴き声と糞で困っています。作品はムクドリ同士が発する警戒を知らせる鳴き声を利用した音と光でムクドリを退散させるバズーカ型撃退器です。

バズーカの先端に警戒音を鳴らすスピーカーを取り付け、手元に発生装置を置き、発射スイッチ操作を容易にしました。バズーカの横に光を出すサーチライトを取り付けました。現場で実験し警戒音でかなりの効果確認しましたが、さらに上下移動の光によく反応し一層効果を上げる事ができました。


これらの作品は、11月3日に開催される「あいち少年少女創意くふう展」に出品されます。


最後に半田市教育長 鈴川 慶光 氏よりご高評をいただきました。

日頃の生活の中で、「不便」に感じるところ、「なぜ」という疑問を感じるところ、

「改善」できそうなところに目を向けるようになり、「どのように改善・くふう」するかなどの

アイデアも出てきています。便利になる、家族のためになる作品も多くなっています。

今後の子どもたちの成長が楽しみです・・・・

途中、審査集計の間、特別指導員 村田健司先生による「月に行くのは何のため? 」の講演を頂きました。


クラブ員個々の発表の写真です

     画像クリックで拡大表示されます。(ダウンロードもできます。)



クラブ員の各作品の写真です。

    画像クリックで拡大表示されます。(ダウンロードもできます。)



創意くふう展作品発表会のアルバムです。






また、当日当クラブの企画運営委員会が開かれ、上期の活動報告が行われ、今後の方針・予定などが話し会われました。




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