創意くふう展作品発表会(2025年)
- handahatsumei
- 5 日前
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更新日:13 分前
令和7年9月6日(土) 創造クラスは、5月からアイデアの検討、設計、夏休みの特別教室にも参加して、作品作りを進めてきた「半田市少年少女発明クラブの創意くふう展作品発表会」を開催しました。当日は、保護者の方 にもご参加いただきました。
企画運営委員や協賛企業の方々にもご参加いただきました。



クラブ員は一人ひとり、なぜこの作品を作ろうと思ったか?、作品の機能、工夫したところ、難しかったところ、感想など自由に発表しました。



発表は元気よく、うまく説明できました。
作品には生活をより便利にしようとする気持ち、あったらいいななどと子どもなりの自由な発想で、それぞれ自分なりに工夫したところが随所に見うけられ、アイデアいっぱいの力作揃いで子供たちも楽しみながらお互いの作品を鑑賞しました。
クラブ員の全員の発表・作品の写真については、このブログの後方に一覧表としてアップされています。(そちらをこご覧ください)
指導員による第1次審査の後、企画運営委員による第2次審査が行われました。


企画運営委員の方々のご臨席をいただいて、会長賞初め入賞作品の発表と表彰式を行いました。

加藤会長挨拶

表彰式 会 長 賞


西尾 光貴くん 半田市少年少女発明クラブ 会長 加藤 文雄
「子供エコ・ペーパー(トイレットペーパーを出しすぎない)」 西尾 光貴 5年生

僕の3歳の弟はトイレに行くたびトイレットペーパの適量が分からず大量使用します。トイレットペーパーの消費が早く、もったいないので一定量出す装置を作製しました。
使用方法は既設のペーパーホルダーの隙間に装置取付け板を差込み装置を取付けます。装置の2本の送りローラーにペーパーを差込みスイッチを入れると適量のペーパーが出てきます。
可変タイマーで出る量や切替えスイッチで速度も変えられます。作品は弟だけでなく幼児・高齢者や障害者の方々にも便利です。
優 秀 賞

山本 ねね さん 加藤会長 藤田 恵輔 くん
「触らない!! 安全捕虫具」 藤田 恵輔 6年生

家の中にクモや虫がよく出ます。クモなどの益虫は殺したくないのですが、怖くて触ることができません。この2つの問題を解決するために安全捕虫具を考えました。
クモを見つけたら先端の捕獲カップをかぶせます。次に薄い板をスライドさせて安全に捕獲します。最後に屋外に行ってスライド板を開けて逃がします。
スライド板を薄くし、スムーズにスライドできるようにするところに苦労しました。なおゴキブリは即殺します。
「ドアを開けると「お帰り」と言ってくれる」 山本 ねね 5年生

私は学校から帰ったとき家に誰もいないことが多く少し淋しかったので、玄関ドアを開けると「お帰り、今日学校どうだった」とお母さんの声が流れる装置を作製しました。
ドアを開けると声が流れるので防犯にも最適です。この作品はいろんな人の声を録音できます。また流れる声の音量は可変スイッチで調整できます。
工夫したところは回路ボックスの蓋を透明にしてプリント基板の動作ランプを確認できるようにしたことです。
奨 励 賞

加藤会長 赤石 楓真くん 渡邉 祐晟くん 竹内 樹くん 山中 音生くん(欠席)
「視力トレーニングマシーン」 竹内 樹 6年生


ゲームのし過ぎで視力が悪くなり眼科で目印が前後する視力回復装置で治療を受けています。家でいつでも視力回復トレーニングができるよう視力回復マシーンを作製しました。
ガイドレールの中を台車が前後に移動し視力回復トレーニングをします。台車はモーターで前に進み、先端の壁に当たるとスイッチが入れ替り後退し、手前の壁に当たるとまた、スイッチが入れ替り前進します。遠くなったり近づいたりする目印をあご乗せ台から3分程度見つめると視力が徐々に回復します。
「パスタ・計量メジャー」 赤石 楓真 6年生


パスタを食べたい時、秤を使わなくても、保存容器から取り出す際に、そのまま基本の100gが量れる道具を工夫しました。
パスタを容器の中で転がすと100gだけが残り、後は両サイドにこぼれ落ちてくれる形のメジャーです。100gのパスタを丸く束ねた時の径を測り、習ったばかりの円周率を使って、メジャーの半円を導きました。
柔らかな榀ベニヤは、工具できれいに加工するのが大変でした。積層する時に指で滑らかな連続面になるように感触を探るのが楽しかったです。
「スケートボード サイクルラック」 山中 音生 6年生 (当日欠席)


僕は自転車のかごにスケートボードを入れて遊びに行きますが、かごから落ちて困っていました。この作品は自転車の後ろの荷台に取付けるスケボーラックです。
安全性を考慮し車輪が自転車の内側に向くように、スケボーの前輪と後輪をU字形の金具で固定しました。スケボーのサイズが変わってもU字形金具の位置が移動できるように工夫し対応しました。いろいろな自転車の荷台の角度に合わせ常にスケボーが真っ直ぐになるように、ラックの角度も調整できるようにしました。
「インコ用簡単お掃除機」 渡邉 祐晟 5年生


僕はインコを飼っています。時々、家の中で放し飼いにするので、ふんや羽の掃除が大変です。そこで掃除を楽に行える道具を考えました。
先端のヘラで乾いたふんをカリカリ、真ん中の粘着ローラーでふんや羽をコロコロ、最後にクイックルワイパーで仕上げのフキフキが一気にできます。収納台には予備の粘着ローラーやシートを収納できるようにし、ゴミ箱も取り付けました。
クリーン賞

渡辺 匡一くん 加藤会長
「くだもの長期保存箱」 渡辺 匡一 5年生


僕はSDGsの本で果物はエチレンガスを出すことで腐ることを知り、ガスを吸収するには活性炭とゼオライトがよいことを調べこの作品を作製しました。
作品は4層構造で一番上の4層目は柔らかいハンモックの果物貯蔵場、3層目は活性炭とゼオライトのガス吸収とけいそう土で湿度調整を、2層目に気化熱を発生させるスポンジ、1層目は果物に気化熱で発生した冷気を送るファンです。周囲は金網とネットで風通しと虫除け対策をしました。果物を冷蔵庫に保管するより省エネです。
これらの作品は、11月1,2日に開催される「あいち少年少女創意くふう展」に出品されます。
最後に半田市教育長 榊原 雅晃 氏よりご高評をいただきました。

素晴らしいアイデアの作品がいっぱいでした。
「創造力」を大事にして頑張ってください。
日頃の生活の中で、「不便」に感じるところ、「なぜ」という疑問を感じるところ、
「改善」できそうなところに目を向けるようになり、「どのように改善・くふう」するかなどの
アイデアも出てきています。便利になる、家族のためになる作品も多くなっています。
今後の子どもたちの成長が楽しみです・・・・
途中、審査集計の間、クラブ員や保護者向けに3階ホールにて専任 指導員 稲垣賀一による
『ドローンの仕組み 』の講演がありました。

クラブ員個々の発表の写真です
画像クリックで拡大表示されます。(ダウンロードもできます。)
基礎クラスのクラブ員は、YouTubeのLive配信で自宅でのリモート視聴ができました。
‥‥‥ 来年は自分たちも作品作りにチャレンジです。

創意くふう展作品発表会のアルバムA4版です。

また、当日当クラブの企画運営委員会が開かれ、上期の活動報告が行われ、今後の運営方針・予定などが話し会われました。


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