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半田市少年少女発明クラブ

半田市少年少女発明クラブ

創意くふう展作品発表会(2024年)

令和6年9月7日(土) 創造クラスは、5月からアイデアの検討、設計、夏休みの特別教室にも参加して、作品作りを進めてきた「半田市少年少女発明クラブの創意くふう展作品発表会」を開催しました。当日は、保護者の方 にもご参加いただきました。

 

基礎クラスのクラブ員は、創生館3階でリモートの見学としました。



           ‥‥‥ 来年は自分たちも作品作りにチャレンジです。




クラブ員は、一人ひとりみんなの前へ出て、作品の機能、工夫したところ、難しかったところ、

感想など自由に発表しました。








 発表は元気よく、うまく説明できました。

 作品には生活をより便利にしようとする気持ち、あったらいいななどと子どもなりの自由な発想で、それぞれ自分なりに工夫したところが随所に見うけられ、アイデアいっぱいの力作揃いで子供たちも楽しみながらお互いの作品を鑑賞しました。


クラブ員の全員の発表・作品の写真については、このブログの後方に一覧表としてアップされています。(そちらをこご覧ください


指導員による第1次審査の後、企画運営委員による2次審査が行われました。




企画運営委員の方々のご臨席をいただいて、会長賞初め入賞作品の発表と表彰式ありました。



 加藤会長挨拶



  表彰式



会 長 賞

          大渕 凌空 くん 半田市少年少女発明クラブ 会長 加藤 文雄

         大渕くんは、2年連続の会長賞です。  

       

「光るトンボ(手暗がりにならないライト))」 大渕 凌空  6年生





これは字を書くとき手暗がりを解消する装置です。
ワンタッチで手首に装着して使用するのでどんな姿勢でも明るくハッキリ見えてとても便利です。
乾電池を使うと重くなることと、もったいないのでUSB充電式にしました。机に置いて使うこともできます。材料はダイソーで買った品を分解して利用しました。小さな基板へのはんだ付け、ワンタッチで取付ける構造の工夫に苦戦しました。これから僕はこのライトをいつも使おうと思っています。
 


優 秀 賞

   三上 結美 さん  加藤会長  永坂 花菜 さん 

「下敷きECO扇風機」 三上 結美 6年生


 この作品は下敷きで優しい風を起こすエコ扇風機です。
クランク機構でモーターの回転を上下運動に変換し、下敷きを咥えた犬が扇ぐようにしました。下敷きを使うことで柔らかな風をおこします。電源のモバイルバッテリーのみで4~5時間駆動でき、太陽光パネルで発電しながらバッテリーに充電もできます。災害時にはスマホなどの充電もできます。可愛いくて癒しのエコ扇風機ができました。


「スマホ 竹スピーカー」 永坂 花菜  6年生

 作品は竹筒スマホスピーカーです。
竹筒の中央にスマホが収納できる穴をあけ、竹筒の両端を45度にカットしました。左右の音の広がりを考えた時に、45度にカットした際の端材を使って、音の出る方向を変化させようと考えました。
ミニ磁石と金属ネジの取り付けが難しく苦労しました。竹筒を自由に回転させられるように、シンプルな2枚の台座をつくり、その台座をさらにクリップ台と合体させると、竹筒スピーカーの設置場所を卓上だけでなく、垂直の壁面にも広げられます。


奨 励 賞

  若松 幸多郎くん 水口 裕基くん 加藤会長 榎戸 杏純さん 中村 光希くん 

           

「ペグーン楽抜」 若松 幸多郎 6年生

 この作品はテントを固定するため打ち込まれた「ペグ」を簡単に引き抜くための道具です。
従来打ち込まれたペグを抜くときは、ペグ用金づちの反対側のペグ抜きで手で抜きますが、てこの支点が短いため大きな力が必要でした。この作品は2枚の半円形の板の間に固定角材とペグ引っ掛け部及び足踏み板でできた道具です。
使い方はペグ引っ掛け部を打ち込まれたペグに引っ掛け、足で足踏み板を踏みます。てこの支点が長く、さらに足で踏むので簡単にペグを抜くことができます。

「家具転倒防止ギア 斜架力(しゃかりき)」 水口 裕基 6年生

 この作品は家具と天井の隙間に簡単に挿入する転倒防止装置です。
 一般的なツッパリ棒は狭い隙間には使えないので、水平方向の地震力で家具が転倒するメカニズムにうまく作用する力学的フレームを作ろうと思いました。ヒントは、イスから立ち上がろうとする人の動きを小さな斜めの力で止める方法です。家具が転倒する際の支点と回転力を止める斜め方向に働く力を作り出す架構を最小限の材料で組立てます。地震時に慣性力を受けて滑り出し、脱落しないようにL型金物を付けました。


「片手で引けるらくらく定規」 榎戸 杏純 6年生

竿用洗濯バサミの一方の挟み口に、直径3ミリの穴の開いた板を接着します。直線定規の真ん中に直径3ミリより少し細くて短い棒を取付けます。洗濯バサミを開いて定規の棒を穴に通し抜け止めゴムで固定し、洗濯バサミを開いて机の端に挟み定規を固定すれば、片手で線が引けます。同じ方法で三角定規も固定できます。また直線定規に持ち手用の角材を取付け、定規が紙に当たる面に短い針を3箇所取付けることにより、紙が固定されどこでも片手で線が引ける定規も作りました。



「メクルスタンプ」 中村 光希 5年生


 この作品はクリアファイルを一枚づつめくりやすくする道具です。

 作品は持ちやすい丸型スタンプ形状にして、先端に両面テープを取付けました。両面テープの保護のため強く押しても先端が引っ込むようにバネをケース内部に取付けました。使用しないときは両面テープが汚れないように先端に保護キャップをかぶせました。ファイルをめくるとき保護キャップを外し、先端をファイルに押し当て持ち上げると、摩擦で取りにくかったファイルも一枚づつめくることができ便利です。

 

 

クリーン賞


             小久保 亮くん  加藤会長


 「雨水デパート」 小久保 亮佑 5年生

 この作品は雨水を有効利用する装置です。

 一番上の大きい雨水槽に雨水をため、活性炭でろ過した雨水を下の金魚水槽へ送ります。金魚水槽はフロート式止水弁で満水時に雨水槽からの給水を止め、常に水位を一定に保ちます。雨水槽左横のろ過装置付きペットボトルは取り外して綺麗な水を供給できます。右横と後ろの2つのペットボトルも取り外して雨水を花壇などに供給できます。この様に雨水を用途に合わせて有効利用できます。


これらの作品は、10月26,27日に開催される「あいち少年少女創意くふう展」に出品されます。


最後に半田市教育長 鈴川 慶光 氏よりご高評をいただきました。

日頃の生活の中で、「不便」に感じるところ、「なぜ」という疑問を感じるところ、

「改善」できそうなところに目を向けるようになり、「どのように改善・くふう」するかなどの

アイデアも出てきています。便利になる、家族のためになる作品も多くなっています。

今後の子どもたちの成長が楽しみです・・・・

途中、審査集計の間、専任 指導員 稲垣賀一による

  『電気のつくりかた 』の講演がありました。


実験も行われました。





クラブ員個々の発表の写真です

     画像クリックで拡大表示されます。(ダウンロードもできます。)










また、当日当クラブの企画運営委員会が開かれ、上期の活動報告が行われ、今後の方針・予定などが話し会われました。




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